RAPHAEL:BASIC

プレビュー

CE
10F ナツ セルバンテス
11F ピュラ、レイシャ
12F パトロクロス、マキシ ラファエル、レイシャ、パトロクロス
13F ミツルギ、セルバンテス ラファエル、ピュラ、レイシャ ピュラ、エツィオ
14F パトロクロス、ピュラ、レイシャ セルバンテス、シバ マキシ、アイオーン
15F ミツルギ、ナツ
16F ラファエル ラファエル、セルバンテス デビル仁、ヒルダ

 上記は基本技であるA、B、A、そしてCEの発生フレームをキャラクタで比較した資料である。この表からわかるように、ラファエルのスピードは軽量級に劣り、中量級でもやや落ちこぼれ気味。全体では中の下くらいの位置付けにある。

 ただし横斬りはAのかわりに発生14Fのポイズンヒールインパクト(K/上)、縦斬りは上段だが発生12Fのラピッドタックプラス(B/上上中)があり、CEの発生も早く、条件付きで中の上くらいの評価にできなくもない。

 攻撃は少し遅めだが武器リーチが長め。中〜遠距離ではリーチの短い軽量級や鈍重な重量級が仕掛けてくる前に、先制して触れていくことができる。間合いを取りつつリーチと速さで先制するのがラファエルの基本スタイルになる。

 中級の攻撃速度と長めのリーチが中距離のスカに最適。相手の隙の小さな空振りにも安定してスカをきめていける。

 リーチと発生のからみで確定反撃は優秀。軽量級には可能なガード硬直−11F以下に対する確定反撃はできないが、硬直−12F以降に関しては、他キャラでは難しいガードバックが大きい技に対しても安定してダメージを与えていくことができる。
 一方で火力は低く、一度読み負けてコンボを通されると、何度確定反撃を積み重ねても体力差がなかなか縮まらない。写真はセルバンテスのキャノンボールリフター(B/中)に確定反撃を入れているところだが、反撃は16点。キャノンボールリフター始動のコンボはダメージが80点以上なので、5回確定反撃を返さないとダメージが釣り合わない。確定反撃のリスクを含んだうえで、火力差を前提に強引に二択を迫られると厳しい。

 火力の低さは二択でも足を引っ張る。他キャラでBBに相当する、ローリスクでダメージ30点程度を稼げる選択肢がラファエルにはない。また、太い中段択を通してもダメージが40〜50点程度で、リスクリターンがあまり良くない。写真はナイトメアに対してブラッドムーン( or RUN中KB/中上)=40点を仕掛けて、確定反撃で26点を失っている。

 キャラコンセプトは公式等で「縦斬りに特化した」とポジティブに評価されているが、真実は並程度の縦斬り性能であり、横斬り性能は最弱クラス。相手横移動にリスクを与えられないので、そこをうまくやりくりすることが課題になる。

ドレッドバレルの基本的な使い方


 ドレッドバレル(B/中)はラファエルを象徴する特殊な攻撃。まず手始めに、これの使い方からマスターしよう。
 ドレッドバレルの発生は20Fで、発生を見てガードで反応することは人間の反射神経では不可能。また、開幕よりも少し遠い間合いからでも届くほどの脅威的なロングリーチをもっている。この特徴を活かして、まず遠距離で移動中の相手にドレッドバレルを重ねる使い方から覚えよう。
 お互いに離れて様子見、相手はちょこちょこと動いて攻めるタイミングを見計らっている状況。相手の癖を読んで、前進または後退の縦移動の瞬間を狙ってドレッドバレル(B/中)を重ねよう。目付けのポイントは次に挙げる通りである。

 ・無意味に前後移動している→ドレッドバレルの射程内であればいつでも
 ・クイックムーブ〜前進(後退)→前進(後退)のタイミングに
 ・ステップインガード→ステップインのタイミングに
 ・ある程度まで近づいて急接近〜攻撃→急接近のタイミングに

 移動中は相手はガードすることができないので、うまく呼吸を盗んでドレッドバレルを重ねよう。ドレッドバレルのリーチを把握していないと相手の目の前で空振りするので注意。また、相手の横移動に簡単にスカされてしまうので、ちゃんと相手の動き(前後移動)を見て出すこと。ある程度は横を追尾してくれるが、慣れると距離でドレッドバレルを出す手癖がつきやすいので、気持ちがはやりすぎないように常に意識しておこう。

 前述したのはいわゆる「置き・牽制」としてのドレッドバレルの使い方だが、もうひとつ「様子見・スカ」としてのドレッドバレルの使い方を覚えよう。ステップで相手攻撃の空振りを誘い、遠距離で相手の空振りを確認したら、すかさずコマンドを入力してスカを取りに行く。ただしスカが成功するのはある程度隙の大きな技に限られる。AやBのような隙の小さな技に間に合わせるのは難しいので、小技に釣られないように注意しよう。

 遠距離でドレッドバレルを狙う場合、様子見の移動中は次の2点の入力をこころがけよう。
 ひとつめはステップ〜ガード。8WAY-RUNで移動中にとっさにBコマンドを入力するとRUN技が暴発しやすい。ランをキャンセルした状態でドレッドバレルのコマンドを入力するために、ステップ〜ガード〜ステップ〜ガードと繰り返して、ガード入力でランをキャンセル。ガード後にドレッドバレルを入力すればRUN技の暴発が防げる。ガードを入力したタイミングで相手キャラの動きを観察し、ドレッドバレルを打てるかどうか判断しよう。
 ふたつめは連続バックステップ。バックステップ(☆)の終わり際の硬直を(☆コマンドを入力してキャンセル、連続してバックステップを行う。連続入力の際のコマンドは☆(☆(☆……という具合。相手の攻撃が届きそうな中距離から☆(☆G(バックステップは2〜3回で十分)で間合いを確保して、ドレッドバレルを狙いにいこう。

基本技のカウンター確認


 ラファエルを使っていく上で、次に挙げる二つの技のカウンター確認が必須になる。
 まずラピッドタックプラス(B/上上中)。発生が12Fと早く、ラファエルの立ち回りを組み立てる上で主力となる技である。一段目がカウンターヒットすると三段目まで連続ヒットする。二段目まで入力しておき、一段目のカウンターを確認して三段目を入力しよう。カウンター時はヒットエフェクトが派手になるので目付けにすること。確認の猶予は、一段目ヒットから22F以内になっている。

 同じ要領で三段目以降を強化したBEランページドレッド(b-A+B+K/上上,中×5,中)のカウンター確認も練習しておこう。こちらも一段目カウンターから連続ヒットになっている。
 また、プレパラション中に発生可能なプレパラートタックプラス(PP中BB/上上中)、プレパラートランページ(PP中Bb-A+B+K/上上,中×5,中)も同様、一段目カウンターで連続ヒットになっている。

 もうひとつがラピッドエミネンス(BB/中中中)。発生16Fの、ラファエルのスタンダードな中段攻撃。こちらも一段目カウンターで三段目まで連続ヒットするので、あらかじめ二段目まで入力しておき、カウンターを確認して出し切っていこう。確認の猶予は一段目ヒットから18F以内で、ラピッドタックよりもシビア。少し難しいので、一段目ヒット前の相手の挙動に注目したカウンター確信を意識した方がいいかも。

 アドバイスウィンドウのカウンター表示を見て確認すると、カウンターエフェクトより表示が早いためやりやすくなる。

 ちなみにBB……Bという具合に、同じボタンを二回先に押してからの三回入力でのヒット確認は、人によっては気持ちがはしって失敗しやすい。そこで三回目の入力用に別ボタンを設定しておくと成功率があがる。ブレイブエッジ用にA+B+Kボタンを設定している場合は、これを三回目の入力で使用しても入力が成立するので試してみよう。

プレパラションのフォロー

 ラファエルのコンボは、他キャラと違ってプレパラションという構えを経由した地上コンボがメインになる。

リードジェザイル


 主力となるリードジェザイル(B/中)始動のコンボレシピは、リードジェザイル〜プレパラション(Bホールド/中)>プレパラートタックプラス(2)(PP中BB/上上)で38点。プレパラション移行後はプレパラートマスケット(PP中AB/上上)、合計48点もコンボになるが、リーチが短く密着限定でしかつながらないので間合いで使い分けよう。相手キャラによってもつながりやすさが変わる。
 コンボ後は、プレパラートタックプラス(2)とプレパラートマスケット、どちらのルートもBボタンホールドでプレパラションを継続できるが、基本的には移行なしで通常の立ち構えに戻ってしまおう。

ナスティプライヤー


 ナスティプライヤー(B/上)始動のコンボレシピは、ナスティプライヤー〜プレパラション(Bホールド/上)>プレパラートタックプラス(PP中BB)>ヴォイドコール(B)。最後のヴォイドコール部分は、相手の左受身以外にワイバーンテイル(A+B)が確定する。知っている相手は少ないので、基本的に狙っていい。また、確定でCEロイヤルヴェクサシオン(A+B+K)もつながる。

プレパラションのフォロー


 リードジェザイルまたはナスティプライヤーのコンボ始動がガードされた場合、そのままコンボレシピのプレパラートタックプラスを出すと、B系の発生モーションにある潜り部分でプレパラートタックプラスをかわされてしまう。

 そのため、コンボ始動がガードされた際は、相手が割り込みに使う技をシャドウシンク(PP中)やプレパラートパリング(PP中)、エイミングシャフト(PP中A+B/下)で回避するフォローが必要になってくる。
 写真はシャドウシンクでミツルギのBを避け、スカでノスフェラートドレッド(SS中B/中)を入れている。シャドウシンクに対応できない相手は、フォロー〜シャドウシンクから派生技の三択で楽ができる。
 リーチの長いB持ちに対しては、フォローに挙げた行動だけでは退がりきれないので、プレパラション移行技を先端で触れるようにして、あらかじめ間合いを取りやすくする工夫も必要になってくる。
 ちなみにラピッドタックプラス(2)〜PP(Bホールド/上上)のルートは、リードジェザイルやナスティプライヤーと違ってガードバックが小さいためこのフォローが効かない。ので、ラピッドタックからは基本的にプレパラションに移行しない。

 コンボレシピのプレパラートタックプラスは縦斬り攻撃のため、横移動で回避されてしまう。これに対しては、横斬り属性の技であるプレパラートマスケット(PP中AB/上上)やアンブレスクローキック(PP中/K/中)で対応しよう。ただしプレパラートマスケットはリーチが短く、アンブレスクローキックはガード硬直−18Fで読み負けるとリスキー。また、アンブレスクローキックは発生20Fなので、横移動に合わせても左移動〜ガードで防がれてしまう。

 プレパラション対策でリーチの長い上段潜りの技を出してくる場合、フレームが間に合うなら中段判定のアンブレスクローキック(PP中K/中)でつぶし、間に合わない場合は「移行技を見せてプレパラションに移行しない」という釣り行動を見せてごまかすことになる。この場合は容易にプレパラション移行できないので、ヒット確信でプレパラションの移行有無を制御することになる。
 ちなみにリードジェザイル〜PPはガードで+1F有利、ナスティプライヤー〜PPはガードで−2F不利、移行しない場合はそれぞれガード硬直−14F。写真、アスタロスのスルバルト(RUN中K/中)は発生18Fなので発生20Fのアンブレスクローキックではつぶせず、移行技で釣って横移動からスカを取ることでリターンにつなげる。

 相手にCE等の発生の早い技があると、移行技をガードされた時点で、プレパラション移行有無にかかわらず確定反撃をもらってしまうので注意。

コフィンドレッド


 コフィンドレッド(RUN中B/中)からのコンボレシピは、コフィンドレッド〜PP(RUN中Bホールド/中)>エイミングシャフト(PP中A+B)で56点。ただしプレパラションに移行しなくとも、コフィンドレッド>ファーレンアビス(B+K)で49点のダメージが取れる。普段は移行なしを使い、ヒット確信があるときのみプレパラション移行のルートを使用すれば安全。

 また、コフィンドレッドはガードでブレイクアタック効果がある。プレパラションに移行した場合、有利フレームが大きすぎて、縦斬り属性のプレパラートタックプラス(PP中BB/上上中)で横移動をとらえることができる。しゃがみステータスを持つ技による割込みも、ステータス発生前につぶすのがほとんど。
 相手は立ちガード、生しゃがみ、ガードインパクトくらいしか選択肢がないため、よほど対策を詰められないかぎりプレパラートタックの一段止め、二段止めを散らすだけでフォローが可能。

遠距離戦


 まず、ラファエルの得意な間合いに陣取ろう。ラファエルは接近戦が苦手で、中〜遠距離で本領を発揮する。相手との間合いは開幕の距離、相手との間にラファエルを三人置くくらいをキープしよう。

先制攻撃から攻撃を組み立てる


 攻撃の先端で相手にさわり、バックステップで様子見するのが遠距離におけるラファエルの基本立ち回りになる。相手より先にふれて近づかせないことで、相手に二択をさせないのが重要。ただしこの牽制攻撃をスカされてしまうと意味がないので、慎重にさわりにいくこと。
 また、この牽制自体はダメージが取れない。ダメージを取れるかどうかはその後の展開の読みにかかっている。目的である二択の妨害と展開の布石の二点を強く意識しておこう。

 基本は牽制>バックステップだが、その次のステップ。相手がバックステップを追うための遅い技や、大ダメージをとるための太い二択を出そうと近づいてくる、または不利からの暴れを出してきたところに、発生の早いラピッドタックプラス(B/上上中)やカッティングタロン(A/特下)でカウンターを取ろう。ラピッドタックはハイリスク・ハイリターン、カッティングタロンはローリスク・ローリターンの選択になる。
 様子見やカウンターを警戒して相手が固まるようなら、こちらから二択をかけていく。このセットがラファエルの牽制の基本的なルーチンになる。

リーチ 技名
コマンド/判定
発生 DAMAGE GUARD HIT COUNTER 全体硬直 備考
横斬り
チェーンバイオネット(1)
A/上
16F 10 −10F −4F ±0F 45F Gでキャンセル可能。
右側に薄い
チェーンバイオネット
A/上上
10,10 −6F +4F +4F 連続ヒット
ヴォイスシェイパー
or A/上
18F 16 −12F −2F スタン
+10F
51F
縦斬り
ラピッドエミネンス(1)
B/中
16F 12 −8F −2F −2F 45F Gでキャンセル可能
ラピッドエミネンス(2)
B/中中
12,13 −12F −2F −2F カウンター確認で三段目を振る
ヴォイドコール
B/中
16F 16 −8F +2FS +2FS 43F しゃがみ帰着
リードジェザイル〜PP
Bホールド/中
16F 18 +1F +15F +15F ヒット確信に注意
崩し
ヒールエクサイズ
A/下
20F 10 −16F −4F −4F 55F しゃがみ帰着
左に薄い
ハームローキック
K/下
15F 12 −14F −2F −2F 44F しゃがみ帰着
フレーム
× カッティングタロン
A/特下
13F 10 −6F +8F +8F 38F しゃがみ帰着
空振り可
ラピッドタックプラス(1)
B/上
12F 8 −10F −2F −2F 41F
ラピッドタックプラス(2)
B/上上
8,8 −14F ±0F ±0F 連続ヒット
カウンター確認で三段目を振る
二段目のリーチで振ってもいい

 この牽制で使っていく技をピックアップしたのが上記の表。リーチの項目で「○」評価されているものが間合いの基準になる。遠距離からこの○印の技が先端でヒットするように間合いを調節して相手にさわっていく。

 縦斬り系(ラピッドタック含む)に関しては、自分からさわりにいくだけでなく、相手の進路上に置く使い方も重要。相手の接近を見越して置いていこう。ヴォイドコール(B/中)は、ダメージは低いがしゃがみ帰着になり、隙も小さいので扱いやすい。リードジェザイル(B/中)はリーチが長く、この「見越して」置く使い方に便利だが、ガードされるとプレパラション移行のフォローが必須となるので、扱いに注意すること。

 しゃがみ帰着となる技がいくつかあるが、このときは選択肢にロストタロン(しゃがみ中A/特下)、バーストフラップ(立ち途中B/中)、フレンジィタロン(立ち途中A/上)も加えよう。ロストタロンはいわずもがな。バーストフラップとフレンジィタロンは全体硬直が40Fと小さく、スカを入れられにくい。早い展開を作るために空振り承知で振ってしまえる。前者は発生の早い中段(発生13F)、後者はリーチの長い横斬りで使っていく。

 先に挙げたドレッドバレル(B/中)も牽制の技だが、ガード硬直−12F(&強制しゃがみ)&密着のため、かならず相手の反撃を受ける。フォローはガードがメインで、あえてガードさせてからの展開にはあまり期待できない点に注意。

様子見・スカ


 発生20Fのドレッドバレル(B/中)と、発生16Fのリードジェザイル〜PP(Bホールド/中)>プレパラートタックプラス(2)(PP中BB)がスカの基本になる。前者はリーチが長く、後者はリーチが短くなるが発生が早い。ドレッドバレルは開幕の間合い、リードジェザイルは中距離――または、ドレッドバレルは全体硬直の大きな技に対して、リードジェザイルは隙の小さな技に対して――という具合に、用途で使い分けよう。

 リードジェザイルと同じ間合いで、相手の隙が大きいならナスティプライヤー〜PP(Bホールド/上)>プレパラートタックプラス(PP中BB)を狙う。AAなどの上段にも強気に割っていける。先端だとコンボがつながらないことがあるので、プレパラートタックプラスを一段止めするなどしてフォローすること。

 発生12Fのラピッドタックプラス(2)(B/上上)をスカに使うと非常に楽。……なのだが、ダメージが低く(16点)、中〜遠距離で二段目が空振りしやすい。キャリバーのフレームと人間の反射神経を照らし合わせて考えると、基本的にリードジェザイルでスカが間に合わない技はない。また、リードジェザイルの方がリーチが長い。ラピッドタックのスカは楽だが、あまり癖がつかないようにしよう。

攻め・二択


 ハームローキック(K/下)やヒールエクサイズ(A/下)でチクチク削るのではなく、でっかく投げで崩しにいく場合。対の中段択の基本はコフィンドレッド(RUN中B/中)を使おう。コフィンドレッドはリーチの長い技だが、接近して投げ間合いで使うのがポイント。密着のプレッシャーで相手の足を止め、しゃがませてしまおう。コフィンドレッドは横移動にはまったく無力なので、近付いても相手が横に歩き続けるようであれば投げの方を優先することになる。

 コフィンドレッドはブレイクアタック。ガードで+2F有利、攻めを継続できる。ただし投げ間合いではないので、その場から太い択は成立しない。投げと択にする場合はステップインする必要がある。また発生23Fなので、意識すればエフェクトの発生を見て立ちガードで対応されてしまう。

 ブラッドムーン( or RUN中KB/中上)と投げでも二択が可能。ブラッドムーンはラファエルの技の中でも例外的に横に厚く、横移動をある程度引っ掛けることができる。コフィンドレッドのようにプレッシャーをかける必要はなく、投げ間合いまで近付いたら即発生でいい。
 遠距離から択をかける際は、RUN〜B(B)と、ラン中に一瞬だけコマンドを入れてスムーズに仕掛けよう。タイミングをそろえるために、投げもRUN〜で入力すると手癖を消せる。
 この技の欠点はガード硬直が−16Fもあるところ。ガードされた場合、全体のうち1/4のキャラは確定反撃が安いが、1/4はゲージを使った反撃が強力になり、残りの1/2はリスクリターンのつり合わない手痛い反撃をもらう(『ブラッドムーン確定反撃』参照)ので注意。

 ゲージをためてBEヴィシャスムーン( or RUN中k-A+B+K/中上)が使えるようになるまで二択を控えてもいい。ヴィシャスムーンは二段目がブレイクアタックになるため反撃を受けず、ガードされても+7F有利で、むしろ攻めを継続できる。

接近戦


 接近戦の基本的なルーチンは、既に述べた遠距離の牽制と同様の理屈になる。バックステップ、フレーム暴れ(B、A)、固まるなら二択、不利すぎて身動きが取れないならおとなしくガードをしよう。

 接近戦の対横は発生14Fのポイズンヒールインパクト(K/上)を使おう。チェーンバイオネット(AA/上上)よりも発生が早く、全体硬直が41Fと小さいため、相手しゃがみ等で空振りしてもスカを入れられにくい。リーチは短いが、割り切ってカッティングタロン(A/特下)でも可。
 ハームローキック(K/下)は崩しと対横を兼ねる。他キャラはしゃがみ中Kの発生が14Fだが、ラファエルは発生15Fになっている。フレーム計算には注意すること。

 暴れ技でリポストプライヤー(RUN中B/中)を手札に入れておこう。ガード硬直−16Fなので慎重に使う必要があるが、回避能力はすさまじく、バックステップでは抜けられない相手有利からの連係にも勝つことができる。
 ヒット時は左右受身にハームローキック(K)が受身確定。後ろ受身は、リング際(or 密着)でリードジェザイル(B)が受身確定になる。

 バックステップ狩りにリードジェザイル〜PP(Bホールド/中)またはドレッドバレル(B/中)を振ろう。前者は発生が早いがリーチに劣るので、相手の先端当て〜バックステップを追いきれない場合があるのに注意。逆に後者は発生が遅いため、相手のフレーム暴れにつぶされやすい。
 ちなみにバクステ狩りは、ゲージ使用&カウンター確認のランページバレット(b-A+B+K/上上,中×5,中)が最大リターンになる。

 投げをしゃがみで回避できた際はナスティプライヤー〜PP(Bホールド/上)を入れたいところだが、ナスティプライヤーは発生22Fで反射神経を要求される。妥協して発生17Fのアヴァンスライサー(しゃがみ中B/中)でスカを入れよう。お互いにお見合い状態になってしまった際も、しゃがんだなら思い切ってアヴァンスライサーを出してしまった方がいい。アヴァンスライサーはガード硬直−14Fだが、ほとんど確定反撃をもらわない。
 投げや上段が読めたなら、入れ込みでナスティプライヤー〜PP(Bホールド/上)を出してしまおう。発生の早い段階からしゃがみステータスが発生するので、かわしながら当てることができる。