
まず、ラファエルの得意な間合いに陣取ろう。ラファエルは接近戦が苦手で、中〜遠距離で本領を発揮する。相手との間合いは開幕の距離、相手との間にラファエルを三人置くくらいをキープしよう。
先制攻撃から攻撃を組み立てる

攻撃の先端で相手にさわり、バックステップで様子見するのが遠距離におけるラファエルの基本立ち回りになる。相手より先にふれて近づかせないことで、
相手に二択をさせないのが重要。ただしこの牽制攻撃をスカされてしまうと意味がないので、慎重にさわりにいくこと。
また、この牽制自体はダメージが取れない。ダメージを取れるかどうかはその後の展開の読みにかかっている。目的である二択の妨害と展開の布石の二点を強く意識しておこう。

基本は牽制>バックステップだが、その次のステップ。相手がバックステップを追うための遅い技や、大ダメージをとるための太い二択を出そうと近づいてくる、または不利からの暴れを出してきたところに、発生の早いラピッドタックプラス(

B

B

B/上上中)やカッティングタロン(

A/特下)でカウンターを取ろう。ラピッドタックはハイリスク・ハイリターン、カッティングタロンはローリスク・ローリターンの選択になる。
様子見やカウンターを警戒して相手が固まるようなら、こちらから二択をかけていく。このセットがラファエルの牽制の基本的なルーチンになる。
リーチ |
技名
コマンド/判定 |
発生 |
DAMAGE |
GUARD |
HIT |
COUNTER |
全体硬直 |
備考 |
横斬り |
○ |
チェーンバイオネット(1)
A/上 |
16F |
10 |
−10F |
−4F |
±0F |
45F |
Gでキャンセル可能。
右側に薄い |
○ |
チェーンバイオネット
A A/上上 |
|
10,10 |
−6F |
+4F |
+4F |
|
連続ヒット |
◎ |
ヴォイスシェイパー
or A/上 |
18F |
16 |
−12F |
−2F |
スタン
+10F |
51F |
|
縦斬り |
○ |
ラピッドエミネンス(1)
B/中 |
16F |
12 |
−8F |
−2F |
−2F |
45F |
Gでキャンセル可能 |
○ |
ラピッドエミネンス(2)
B B/中中 |
|
12,13 |
−12F |
−2F |
−2F |
|
カウンター確認で三段目を振る |
○ |
ヴォイドコール
B/中 |
16F |
16 |
−8F |
+2FS |
+2FS |
43F |
しゃがみ帰着 |
◎ |
リードジェザイル〜PP
Bホールド/中 |
16F |
18 |
+1F |
+15F |
+15F |
|
ヒット確信に注意 |
崩し |
◎ |
ヒールエクサイズ
A/下 |
20F |
10 |
−16F |
−4F |
−4F |
55F |
しゃがみ帰着
左に薄い |
△ |
ハームローキック
K/下 |
15F |
12 |
−14F |
−2F |
−2F |
44F |
しゃがみ帰着 |
フレーム |
× |
カッティングタロン
A/特下 |
13F |
10 |
−6F |
+8F |
+8F |
38F |
しゃがみ帰着
空振り可 |
○ |
ラピッドタックプラス(1)
B/上 |
12F |
8 |
−10F |
−2F |
−2F |
41F |
|
○ |
ラピッドタックプラス(2)
B B/上上 |
|
8,8 |
−14F |
±0F |
±0F |
|
連続ヒット
カウンター確認で三段目を振る
二段目のリーチで振ってもいい |
この牽制で使っていく技をピックアップしたのが上記の表。リーチの項目で「○」評価されているものが間合いの基準になる。遠距離からこの○印の技が先端でヒットするように間合いを調節して相手にさわっていく。

縦斬り系(ラピッドタック含む)に関しては、自分からさわりにいくだけでなく、相手の進路上に置く使い方も重要。相手の接近を見越して置いていこう。ヴォイドコール(

B/中)は、ダメージは低いがしゃがみ帰着になり、隙も小さいので扱いやすい。リードジェザイル(

B/中)はリーチが長く、この「見越して」置く使い方に便利だが、ガードされるとプレパラション移行のフォローが必須となるので、扱いに注意すること。

しゃがみ帰着となる技がいくつかあるが、このときは選択肢にロストタロン(しゃがみ中A/特下)、バーストフラップ(立ち途中B/中)、フレンジィタロン(立ち途中A/上)も加えよう。ロストタロンはいわずもがな。バーストフラップとフレンジィタロンは全体硬直が40Fと小さく、スカを入れられにくい。早い展開を作るために空振り承知で振ってしまえる。前者は発生の早い中段(発生13F)、後者はリーチの長い横斬りで使っていく。

先に挙げたドレッドバレル(



B/中)も牽制の技だが、ガード硬直−12F(&強制しゃがみ)&密着のため、かならず相手の反撃を受ける。フォローはガードがメインで、あえてガードさせてからの展開にはあまり期待できない点に注意。
様子見・スカ

発生20Fのドレッドバレル(



B/中)と、発生16Fのリードジェザイル〜PP(

Bホールド/中)>プレパラートタックプラス(2)(PP中B

B)がスカの基本になる。前者はリーチが長く、後者はリーチが短くなるが発生が早い。ドレッドバレルは開幕の間合い、リードジェザイルは中距離――または、ドレッドバレルは全体硬直の大きな技に対して、リードジェザイルは隙の小さな技に対して――という具合に、用途で使い分けよう。

リードジェザイルと同じ間合いで、相手の隙が大きいならナスティプライヤー〜PP(

Bホールド/上)>プレパラートタックプラス(PP中B

B

B)を狙う。A

Aなどの上段にも強気に割っていける。先端だとコンボがつながらないことがあるので、プレパラートタックプラスを一段止めするなどしてフォローすること。

発生12Fのラピッドタックプラス(2)(

B

B/上上)をスカに使うと非常に楽。……なのだが、ダメージが低く(16点)、中〜遠距離で二段目が空振りしやすい。キャリバーのフレームと人間の反射神経を照らし合わせて考えると、基本的に
リードジェザイルでスカが間に合わない技はない。また、リードジェザイルの方がリーチが長い。ラピッドタックのスカは楽だが、あまり癖がつかないようにしよう。
攻め・二択

ハームローキック(

K/下)やヒールエクサイズ(

A/下)でチクチク削るのではなく、でっかく投げで崩しにいく場合。対の中段択の基本はコフィンドレッド(

RUN中B/中)を使おう。コフィンドレッドはリーチの長い技だが、接近して投げ間合いで使うのがポイント。密着のプレッシャーで相手の足を止め、しゃがませてしまおう。コフィンドレッドは横移動にはまったく無力なので、近付いても相手が横に歩き続けるようであれば投げの方を優先することになる。

コフィンドレッドはブレイクアタック。ガードで+2F有利、攻めを継続できる。ただし投げ間合いではないので、その場から太い択は成立しない。投げと択にする場合はステップインする必要がある。また発生23Fなので、意識すればエフェクトの発生を見て立ちガードで対応されてしまう。

ブラッドムーン(

or

RUN中K

B/中上)と投げでも二択が可能。ブラッドムーンはラファエルの技の中でも例外的に横に厚く、横移動をある程度引っ掛けることができる。コフィンドレッドのようにプレッシャーをかける必要はなく、投げ間合いまで近付いたら即発生でいい。
遠距離から択をかける際は、

RUN〜

K

B(

K

B)と、

ラン中に一瞬だけコマンドを入れてスムーズに仕掛けよう。タイミングをそろえるために、投げも

RUN〜

で入力すると手癖を消せる。
この技の欠点はガード硬直が−16Fもあるところ。ガードされた場合、全体のうち1/4のキャラは確定反撃が安いが、1/4はゲージを使った反撃が強力になり、残りの1/2はリスクリターンのつり合わない手痛い反撃をもらう(
『ブラッドムーン確定反撃』参照)ので注意。

ゲージをためてBEヴィシャスムーン(

or

RUN中k-A+B+K/中上)が使えるようになるまで二択を控えてもいい。ヴィシャスムーンは二段目がブレイクアタックになるため反撃を受けず、ガードされても+7F有利で、むしろ攻めを継続できる。